星5つの一軒家
書いた覚えのない、わたしの星5つの口コミです。宿で眠っているあいだのことまで、書かれています。
- 文書
- 人怖
- 違和感
- 住まい
- ネット
- 心霊なし


管理人 くろこ
★★★★★ 何もしなくていい、静かな宿でした
- 宿
- 霜見市・山あいの古民家一棟貸し(管理:ミツバ住宅管理)
- 投稿者
- みお(30代・女性)
- 宿泊
- 2026年9月21日〜23日・2泊・一人旅
- 投稿日時
- 2026年9月27日 03:12
- 項目別評価
- 清潔さ 5/ホストの対応 5/眠りやすさ 5
古い一軒家を丸ごと使わせてもらえる宿です。夜は虫の声しか聞こえず、久しぶりにぐっすり眠れました。
寝る前に出していただいたお茶がとてもおいしくて、帰りに一袋わけていただきました。
玄関の鍵はホストさんが外から管理してくださるので、戸締まりを気にしなくていいのも楽でした(中からは鍵がかからない造りだそうです)。
1日目の夜、上着を畳に放ったまま寝たのに、朝には枕元にきちんと畳んでありました。寝ぼけて自分で畳んだみたいです笑
2日目の朝は、手足の爪が20本ともきれいに切りそろえてありました。少し深爪で、切った爪はどこにも落ちていませんでした。これも寝ぼけてかな?
その夜は2時すぎに掛け布団を肩までかけ直してからは、朝まで寝返りも打たずにぐっすりでした。
枕元の畳だけ、朝になると人が座っていたみたいに温かくて、白髪まじりの長い髪が何本か落ちていました。
古い家なので夜中に廊下がきしみますが、家鳴りなので気にしないでください。
帰ってからも、あのお茶のおかげで、毎晩よく眠れています。女性の一人旅にもおすすめです。
【ホストからの返信 2026年9月27日 03:14】
このたびはご宿泊いただき、ありがとうございました。朝までよくお休みになっていたので、安心いたしました。
お持ち帰りのお茶も、毎晩きちんと飲んでいただいているようで、うれしく思います。
緊急のご連絡は、ミツバ住宅管理 森下(090-xxxx-2811)まで。
この口コミは、ご本人のスマートフォンで、ご本人の指紋を読み取って投稿されたものです(ステイノート本人確認済み)。
昔から眠りが浅い。9月の連休、『何もしなくていい宿』という言葉にひかれて、霜見市の山あいの古い一軒家に一人で2泊した。チェックインのとき宿泊者名簿に住所と生年月日を書き、部屋の準備ができるまでの1時間、家の鍵の入ったバッグを離れで預かってもらった。
2日目の朝、爪が全部切られているのに気づいて、管理会社の森下さんに電話した。『あの家には、お客さまのほかは誰も入れません。鍵はこちらで管理していますから』と言われた。山を下りるバスは朝の1本だけで、その夜も泊まるしかなかった。寝る前に出してもらったお茶だけは、本当においしかった。帰りに一袋わけてもらった。
帰って4日後の朝、この口コミがわたしのアカウントから投稿されていた。わたしの書く文ではない。ステイノートのパスワードは、名簿に書いた誕生日のままだった。ホストがログインしたのだと思い、パスワードを変えて、運営に削除を頼んだ。
帰ってからは、あのお茶のおかげで毎晩よく眠れている。スマホは、いつも枕元で充電している。
書いた覚えのない、わたしの星5つの口コミです。宿で眠っているあいだのことまで、書かれています。
›ヒント1
口コミには、眠っているあいだのことまで書かれています。宿で夜のあいだに部屋へ入れたのは、誰だったでしょう。
›ヒント2
投稿されたのは何日の何時で、そのとき彼女とスマホはどこにあったでしょう。いちばん下の一行を読んでください。
›解説を読む(ネタバレ)
ひとことで言うと
口コミは帰宅後の深夜、眠る私の指で投稿された。
そう言える理由
- 1
「朝まで寝返りも打たずにぐっすりでした」
→ 眠っている本人には書けない。枕元で見ていた人の文だ。
- 2
「2026年9月27日 03:12」
→ 帰宅して4日後の真夜中。スマホは自宅の枕元にあった。
- 3
「ご本人の指紋を読み取って投稿されたものです」
→ 眠る彼女の指を、誰かが自宅でスマホに当てた。
記録室の追記
パスワードを変えた夜も、みおさんは、あのお茶を飲んで眠ったそうです。
この宿の星5つは32件。すべて、ご本人の指紋で投稿されています。
›もっと詳しく
口コミを書いたのは、宿で眠る私の枕元に座っていた人だ。投稿は帰宅して4日後の午前3時12分、自宅の枕元で充電しているスマホに、眠っている私の指を当てて行われている。その人は預けたバッグの鍵で作った合鍵で入り、持ち帰らせたお茶で私が起きないことを知っている。
入口は、書いた覚えのない口コミです。畳まれた上着、切られた20本の爪、温かい畳と白髪。『朝まで寝返りも打たずに』は眠る本人には書けない文で、宿の夜に誰かが枕元にいたことはすぐ分かります。彼女もそう考え、名簿の誕生日でログインされたと思ってパスワードを変えました。
けれど最後の一行が、その予想を崩します。投稿に使われたのはパスワードではなく彼女の指紋で、時刻は帰宅して4日後の午前3時12分。スマホは自宅の枕元にあり、彼女はあのお茶で眠っていました。預けたバッグの1時間、2分後につく返信、『毎晩きちんと飲んでいただいているようで』。宿の夜は、まだ終わっていません。
続報あり
この記録には、その後の記録が届いています。
ゲストへの評価 ›

管理人 くろこ
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次の記録まで(No.035〜037・3件)
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