違和感記録室意味がわかると怖い話・毎晩21時更新
記録 No.003分類:張り紙

くろこの記録 第3話

記録室の規則

扉の下から、規則を印字した紙が届きました。三つめは破り取られています。残っている規則と、いちばん下の一行を読んでください。

しろちゃんの反応●●●●●読む目安 約1分
  • 本編
  • 違和感
  • 人怖
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管理人のくろこ

管理人 くろこ

今夜は、規則の紙が届きました。……この部屋の、規則です。
張り紙

記録室の規則

一、届いた記録は、すべて読み、写し、棚に収めること。

あれは、違和感を読んでいるあいだは、おとなしい。

二、記録は百件で閉じること。

三、

霜見 記録の会 世話人 森下

※百件目の棚には、管理人を置くこと。

人形の次の夜、扉の下から、印字の紙が一枚入ってきました。一のよこに、おかあさんの字。三は、破り取られています。

この部屋の棚には、はじめから番号の札が貼ってあります。001から100まで。七年間、意味が分かりませんでした。ノートは001、しろちゃんは002、この紙は003に収めました。

100の棚だけが深くて、わたしがひざを抱えると、ちょうど入ります。

今夜から、この部屋を記録室と呼びます。読んで、写して、収めるのは、わたしです。お盆は、もう来ません。記録を読んでいるあいだは、おなかがすきません。

扉の下から、規則を印字した紙が届きました。三つめは破り取られています。残っている規則と、いちばん下の一行を読んでください。

›ヒント1

一のよこの書きこみは、おかあさんの字です。「あれ」は、だれのことでしょう。

›ヒント2

記録を読んで、写して、棚に収めているのはだれでしょう。100の棚の大きさを、本文で見てください。

›くろこのメモを読む(ネタバレ注意)

気になったところ

  1. 1

    「違和感を読んでいるあいだは、おとなしい」

    → お盆のかわりに記録が届くのは、わたしを静かにさせておくため。

  2. 2

    「記録は百件で閉じること」

    → 記録は百件で終わる。そのあと、わたしを静かにするものはない。

  3. 3

    「100の棚だけが深くて、わたしがひざを抱えると、ちょうど入ります」

    → 百件目の棚は、はじめから、管理人のわたしが入る大きさだった。

記録室の追記

次の夜から、扉の下に、町の記録が届きはじめます。

空いている棚は、あと九十七。

›くろこの考え

差出人は、霜見 記録の会。世話人の森下は、しろちゃんの荷札で「取扱」をしていた人と同じ名前です。この部屋の棚には、七年前から、百までの番号がふってありました。

おかあさんは、わたしを「あれ」と書きます。違和感を読ませているあいだ、あれはおとなしい。百件読み終えたら、あれを百件目の棚に置く。破り取られた三つめに何が書いてあったのかは、まだ分かりません。

管理人のくろこ

管理人 くろこ

……この記録と、同じものが出てくる記録があります。
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毎晩21時に、記録が3件増えます。

次の記録まで(No.032〜034・3件)

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